勉強するなら、効率悪い方法ではなく、効率的に確実に成績がのびる方法を知りたいですよね。
わたしも、東大を目指していた受験生の頃、模試でE判定だったため、「どうしたら効率よく成績があがるのか」「勉強ができるようになるのか」と悩んでいました。
試行錯誤し、結果的に東大に合格したとき、結局、効率的で確実に成績があがる方法は、
基本を理解し、徹底する
ことだという結論に達しました。
「そんなの当たり前」と思われるかもしれませんが、みなさんの想像の100倍くらい、基本が大事!ということを、この記事ではお伝えしていきます。
キホ
- 前の学年の基本をやり直すなんて、ものすごく効率が悪い
- レベルの高い学校を目指しているなら、レベルの高い応用問題をたくさんこなしたほうがいい
- 先取り学習ができている子ほど、賢い
- うちの子は、ケアレスミスが多いけど、たまたま小さな間違いをしただけだから問題ない
- テストで90点取れてるから、基本はばっちりできている
- 簡単な基本問題ばかり解いていても、テストの点は伸びない
これは全部、間違った考え方です。
基本をかためないまま応用問題や先取り学習をしていると、むしろ年齢があがるほどに成績が下がっていきます。
キホ
ノビー
わたしが基本の超重要性に気づいたのは、とっても遅いんですけど、高3の受験生のときでした。
もちろん、基本が大事とは知っているつもりでしたが、まさかこれほどとは…
そう思いました。
勉強に自信を持って、中学生活・高校生活を過ごせたのに。
そんな後悔があるから、ここでは強く伝えたい。
成績があがる最短コース
だと。
だからもし、基本の重要性をこの記事で再確認できたら、それは、ものすごく有利になります。
さらに、基本重視という軸があれば、基本ができてないのに焦って塾の難関コースに通わせて、高いお金を無駄にするということもありません。
- 基本問題さえ解ければ、難関校にも合格できる!
- 問題は、「基本」と「応用」ではなく、「基本」「基本×基本」「難問」の3つに分かれる
- 80点より、90点のほうが危ない!? テストは点数じゃない
- 難問を解けないよりヤバい、ケアレスミス
- 高3で、高1の基本からやり直し、東大に合格した体験談
- 基本をかためるのにオススメの教材
目次
効率の悪い勉強法は、基本ができてないまま勉強してしまうこと
勉強の効率化について、様々な意見がありますが、どんなテクニックも、基本ができていないと何の意味もありません。
基本が身についていない状態でどんなに勉強しても伸びない=絶望的に効率が悪い
のです。
逆を言えば、基本を徹底すれば必ず伸びるし、結果的に効率よく勉強でき、難関校に合格できるのです。
基本問題さえ解ければ、東大にも受かる
「基本がしっかりできていれば、東大に合格できる」とは、一流の予備校講師もよく言っていることです。
東大は、「高等学校学習指導要領を超えた問題は入試で出さない」つまり、教科書をベースにした問題しか出さない、難問を出題しないと公言しています。
【国語】…出題に当たっては,基本的な知識の習得は要求するものの,それは高等学校までの教育課程の範囲を出るものではなく,むしろ,それ以上に,自らの体験に基づいた主体的な国語の運用能力を重視します。
【地理歴史】…地理歴史の入試問題においても,幅広い分野からバランスよく出題するようにしています。ただし,入学試験の解答に必要とされる知識の程度は,現行の高等学校学習指導要領を超えるものではありません。
【数学】…本学の入学試験においては,高等学校学習指導要領の範囲を超えた数学の知識や技術が要求されることはありません。
【理科】…求められる自然現象に関する知識は,現行の高等学校学習指導要領の範囲を逸脱することはありませんが,これらを十分に理解・消化し,論理的に組み合わせて活用する能力が求められます。
例えば、約10年前、東大文系は、数学は「1完半」できれば合格ラインと言われていました。
キホ
ノビー
数学試験はいつも、1問目が一番簡単だったのですが、それがまさに基本問題でした。
つまり、基本問題を1問確実に解いて、残りの問題は部分点をかき集めれば、合格ラインだったのです。
ちなみに近年は、東大の数学問題はさらに簡単になっているようで、今なら2完以上が必要かもしれません。
それはつまり、東大の試験は基本問題の割合がさらに増えているということでもあります。
なぜ、東大はますます基本問題にこだわっているのか? 一流塾講師の方は、以下のように分析しています。
東大理系の数学の問題が易しくなったというのは、数年前から一部教育界では話題になっていたが、その理由が「知識を詰めこむことよりも、持っている知識を関連付けて解を導く能力の高さを重視」というアドミッションポリシーを反映しているという土田先生のコメントに納得。
「入試問題は、学校からのメッセージ」といわれるが、理系学部の数学という象徴的な科目での方向転換は、入試で燃え尽きるのではなく、入学後に力を発揮する学生を望んでいるというメッセージかもしれない。
キホ
ノビー
キホ
高3で、高1の基本問題からやり直し、東大合格
わたし自身、いかに基本が大切かということ痛感した経験があります。
わたしは、東大受験を決意した高3から、通信制の個別指導を始めました。
最初の実力テスト結果をもとに、個別指導のコーチが、1年間の勉強スケジュールを組み立ててくれたのですが、その内容が衝撃的でした。
なんと、数学は高1の基本問題からやり直すことになっていたのです。
キホ
こんな簡単な問題集を高3でやるなんて、間に合うの…!? ていうか、わたしそんなに数学できてないの? と不安になりました
でも先生いわく「基本を徹底しておかないと、今後どんな問題を解いても無駄になる」。
本当にその通りでした。
2年前にさかのぼって基本を徹底したおかげで、東大E判定だったのにその後成績がぐんと伸びて、合格することができました。
もし、東大を目指すからと言って、基本をやり直さず、難易度の高い問題をひたすらこなすだけだったら、合格しなかったでしょう。
レベルが高い学校を目指す人ほど、基本を徹底すべきなんです。
すべての問題は、基本・基本×基本・難問でできている
よく、基本問題や応用問題と言いますが。
基本と応用ではなく、問題はすべて「基本」「基本×基本」「難問」の3つでできていると考えたほうがいいと思っています。
- 一般論…基本の上に応用がある三角形型。上にいくほど難易度が高くなるから、応用=難しいと構えがち。下から上を目指す構成。
- 実際…基本理解が増えるほど、基本×基本、基本×基本×基本…などの組み合わせの、解ける問題が増えていく。難易度は関係ない。一部の難問は、別次元に存在。
「基本の組み合わせが応用」と言われればそうなのですが、現実的には、ただの基本の先取りを応用、基本×基本問題も難問も、ひとまとめで応用としている塾や参考書が少なくないのです。
このことをぜひ、知っておいてください。
例えば、塾の応用コース。
英語の中1向け応用コースで、学校だと中2で習う文法まで扱っているとします。
でもそれは、応用ではなく、中2の基本を中1で先取りしているだけのこと。
基本を確実に身に着けていくことが最重要だと考えると、基本の先取りなんてしてもしなくてもいいんです。
一方、難問を解かせるタイプの「応用コース」はかなりやっかいです。
キホ
「基本はうちの子には簡単すぎるみたいだから」という理由で、安易に応用問題集や応用コースを選んではいけません。
今その子が小6なら、下の学年の勉強をさかのぼってでも、小6までの基本を確実にする。
まずそれが大事です。
基本が確実になったら、それまで習った基本が組み合わさった、基本×基本問題に進んでみる。
【応用】というくくりに惑わされず、基本×基本問題を扱っているのか、難問なのか、教材や塾を選ぶときに意識するようにしましょう。
●ほぼすべての問題が、基本と、基本×基本でできている
●だから、各基本を徹底して身に着けておけば、解ける問題も自然と増えていく
この2つを、親と子どもで共有してほしいです。
難関の高校・大学も、基本×基本が解ければ受かる
どんな難関の高校・大学も、基本を理解していて、基本×基本問題が解ければ受かります。
入試に難問が出題されて解けなくても、他の問題で点をかき集めれば合格点に届くと考えます。
前に述べた、基本問題を出す東大もそうです。
東大のアドミッション・ポリシーに描かれている「自ら主体的に学び、各分野で創造的役割を果たす人間へと成長していこうという意志を持った学生」を望んでいるからであり、「知識を詰めこむことよりも、持っている知識を関連づけて解を導く能力の高さを重視」しているからだと思います。
とはいえ、高校数学の範囲を超えた知識や考え方が必要となるような難問奇問ではなく、試行錯誤しながらも無理なく解けるように工夫されている問題になっています。
ノビー
キホ
どの程度まで、基本を徹底すればいいのか?
教科書に載っている問題すべて、基本ドリル、学校で配られる問題集の基本問題部分が100点になるまでやるのが目安です。
ノビー
キホ
通信教育や市販の問題集でレベルを選ぶときは、「基本」とうたっているものを選んでください。
スタディサプリの場合は、教科書対応講義、もしくは基本講義から手をつけるのがオススメです。
基本問題が100点になったら、やりがいを求めて応用編(先取りや基本×基本問題)に進んで大丈夫です。
ちなみに、下の学年の基本問題をといてみて、100点にならないときは、1-2学年、ときには3学年下の基本からやり直したほうがいいこともあります。
下の学年に戻るなんて、「こんなに遅れて大丈夫?」と思うかもしれないし、子どもも「恥ずかしい」と思うかもしれません。
でも、基本を徹底すれば、今後必ず伸びるし、基本が完璧ではないのにレベルの高いコースや塾にこだわっていた子を、いつか必ず追い抜きます。
キホ
ちなみに、スタディサプリ中学講座の個別指導コースは、コーチに相談すると、「中学の勉強を理解するために復習しておいたほうがいい小学生の講義を、ピンポイントで」スケジュールに組み込んでくれたりします。
中学生の姪っ子は、実際に、小6の算数の講義を組み入れた勉強スケジュールを作ってもらっていました。

高校生は、スタディサプリの合格特訓コースだと、同じくコーチが最適なスケジュールを作ってくれます。
ノビー
キホ
90点の子ほど危ない!?
テストは点数ではなく、どこを間違えたかを見るのが大事です。
簡単な基本問題は解けて、難問がとけない70点より、難問は解けているけど、簡単な基本問題でケアレスミスをして90点の子のほうが、長い目で見るとあぶないです。
ケアレスミスは「本当は解けるけど、そのときたまたま間違ってしまっただけ」とスルーしがちです。
キホ
言い換えれば、ケアレスミスの原因に、一気に勉強ができるようになるコツが隠れているのです。
例えば、「たまたま数学で答えの単位を間違えてしまった」子は、問題文の指示を読み飛ばすクセがあるかもしれません。
問題文の指示に下線を引きながら読むようにすると、ミスが減って一気に点数があがるでしょう。
「問題文が長文になるほど間違えやすい傾向がある」子は、そもそも読解力が弱いのかもしれません。
そんな子は、国語を重点的に勉強して多読・読解力を鍛えると、全教科の点数がアップする可能性があります。
そして何より「特定の分野の基本問題で、ケアレスミスを連発してしまう」子は、基本が徹底できていないという表れです。
難問は解けて90点取れたとしても、基本に抜けもれがある状態で勉強を進めてしまうと、大本番で点数が伸び悩み、受験を失敗してしまう可能性が大きくなります。
テストは、点数よりも、どこを間違えたか、基本でミスしていないかをチェックする。
この価値観を親子で共有できていると、子どももテストの結果の見方が変わるはずです。
基本を100%まで、楽しく徹底する方法とは?
ノビー
キホ
ゲーム性のある勉強法は、大きく分けて2つあります。
- ゲーム性のある教材を使う
- タイム計測や競争で、ゲーム性を持たせる
詳しくは、今度別記事にまとめますね。
勉強はそもそも、ゲームみたいなものなのです。
攻略して、レベルアップして、強くなっていく。その過程が楽しい。
勉強もゲームも、そこが似ています。
特に基本の徹底は、ゲームととても相性がいいので、利用しない手はないです!
基本がしっかりすれば、必ず抜きんでる
最後に、勉強の話から少しずれますが、「基本を徹底する」というのは、大人にも大事な原則です。
キホ
数々のミリオンセラー歌手をプロデュースしてきた四角大輔さんという方は、人付き合いが苦手で仕事で苦労していたときに、先輩にこのようにアドバイスされたそうです。
「あいさつをするとか、時間に遅れないとか、そういう基本さえやっていればいい。仕事に慣れるほど、基本を忘れる人が多いから、基本をちゃんとしているだけで、信頼され仕事でも抜きんでることができる」
まさに勉強もそうです。
「基本をちゃんとしているだけで、勉強で抜きんでることができる」
のです。
今、勉強が苦手な子にも、ある程度できる子にも、みんなに言えることです。
とにかく、基本の重要性を忘れないようにしてください。
キホ
スタディサプリのおすすめポイント
- 小4~高3の講義見放題なので、前の学年にさかのぼって基本をやり直しやすい
- 「応用」コースでも難問が出てこない。基本×基本、もしくは先取りになっている
- とにかく解説が工夫されていて、分かりやすい
- 中学生は、個別指導コースだとコーチがつき、より効率的に基本を徹底できる
スタディサプリは、わたしも実際に見て、姪っ子も受講しているのですが、基本理解に本当に役立つ教材だと感じています。
スタディサプリを導入している学校も増えており、現場の先生や教育のプロからの評価も高いです。

さらに、中学生の個別指導コースや高校生の合格特訓コースなら、コーチがついて質問ができるので、分からないところをそのままにすることもありません。
スタディサプリ個別指導コースの内容は、別記事にかなり詳細にまとめています。

また、スタディサプリは14日間無料で体験することができます。
ノビー
解約もネット上で2分でできるし、無料期間中に解約すれば、一切お金はかかりません。

完全無料で、絶対にソンしないので、参考程度にでも、一度無料お試ししてみるのをオススメします。
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